GIGAスクール後のPC室の在り方とは その1

  GIGAスクール構想に係る1人1台端末が本格導入され,半年が経ちました。中種子町学習情報センターは,専門の行政機関ではなく,中種子町立納官小学校内に設置されているため,通常は学校の仕事に追われています。自然豊かな環境で,暖かい季節は環境整備にたくさんの時間を費やすため,なかなかサイトの更新ができません…。と,言い訳をしつつ更新を再開していきます。

 言い訳からスタートしましたが,今年度前半は,サイトでの情報発信よりも,直接的な情報発信をたくさん行ってきました。実際に様々な学校に出かけたりリモートで会に参加したりして,情報発信をする機会に恵まれ,たくさんのお話をさせていただきました。このあとも様々な場所でお話しさせていただく機会があるかと思います。また,納官小学校として,1人1台端末の活用を中心としたICTを活用した授業改善による,学力向上を目指した研究公開も開催し,多くの方に御来校いただきました。中種子町学習情報センター・中種子町立納官小学校職員,お声掛けいただければ研修,事例発表等させていただきます!

 で,前置きが長くなりましたが,今回はGIGAスクール構想の中,またその後のパソコン室の在り方について少し考えてみたいと思います。

 1人1台端末が導入され,活用が進んでくると,みんなとある疑問にたどり着くようです。それは,


「パソコン室いらないんじゃない?」


 納官小学校でも,端末活用が始まってしばらくすると,同じ疑問の声がちらほら聞こえていました。さあ,皆さんはどのような対応を考えますか。そして,実際学校はどうなっていますか。昭和の終わりごろから設置されるようになったパソコン室。令和の時代に滅びてしまうのか!?


パソコン室のコンピュータ等どうする?

活用する?放置する?

 パソコン室の端末は定期的に更新されると思います。場所によっては,つい最近更新されたというところもあるでしょう。そういったところも,そうでないところも含めて想像してみましょう。

 更新されたばかりのコンピュータが周辺機器とともに「さあ,新しい私たちを使って!」と言わんばかりに鎮座しています。それらを見て見ぬふりをするのか,何とかこれらの機器をそしてパソコン室を活用してやろうと考えるか…。ここが分かれ道です。

 とはいえ,「勝手に持ち出すのはちょっと…。」「壊したら嫌だし。」「持ち出したらダメだって言われた。」などいろいろな事情や思いがあるかと思います。ただ,埃をかぶったまま放置された機器たちを,そのまま見捨ててしまうのはあまりにももったいないですし,公の財産である学校備品の扱いとしては適切でないと私は考えます。やはり,あるものはできる限り活用する方向で工夫していきたいものです。

さあどうする

 じゃあどうするんだって話になるのですが,納官小学校では使えるものはどんどん持ち出して使い倒しています。

 GIGAスクール構想で導入された端末は,様々な種類があります。例えば,端末はタブレットで,キーボードもマウスもスタイラスペンもないというところもあるでしょう。そういったときに,パソコン室の周辺機器を持ってきて使う。小規模校であれば,必要に応じてそれを個人に振り分けてしまうこともできるでしょう。余っているコンピュータは授業で提示用の教師機として活用する。という方法も考えられます。

 納官小は,完全複式ですので,教師用の端末が割り当てられたとしても,授業では端末が足りなくなります。そういった際の補充のために上記のような方法でパソコン室の端末を活用しています。また,導入初期の周辺機器が整っていなかったときは,キーボードやマウス,スタイラスペンなど使えるものは何でも持ち出して,子供たちに割振って活用させていました。学校設置者の教育委員会も,使わずに置いておくよりは,持ち出して活用する方がよいとのことでしたので,そのような方法をとっています。



 学校のパソコン室で眠っている機器はありませんか。その中で活用できそうなものはありませんか。いろいろなアイディアを出し合って工夫してみましょう。

 次は,これからのパソコン室の在り方,部屋自体の活用について考えてみます。次回へ続く…。







れからも,お役立ち情報を発信していきたいと思います。




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 こんなところですか。